根詰まり?

例年ならば6~7月上旬ぐらいに鉢増ししているウンベラータだが、今年は顎割れ事件があってそれどころではなく、放置されていた。

 

5月に活動再開した後はぐんぐん成長してこの2ヶ月で17cmぐらい伸びた。今年はどれぐらい成長するんだろう?と食事をするたびに食卓からウンベラータを眺めていたのだけれど、この数週間動きがなくなってしまい、新芽が出なくなった。

 

やっぱり鉢増ししていないから根詰まりしたのか?と思って鉢を持ち上げてみたらやっぱり5cmぐらい根がはみ出ている。鉢増しないと~と思いながら動けずにいたら、幹から葉っぱではない不思議な物体がにょきにょきと出始めた。

 

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よく見ると地表部にも、幹の上の方にも真ん中の辺りにも、あちこちに出ている。

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地表近くの物は土に向かって潜りにかかっている。このにょろにょろ、名前を気根というそうだ。空気中の養分や水分を取り込むらしい。水やりが足りないのか?とも思ったけど、順調に育っている証だそうで一安心。

 

とはいえ、早く植え替えて、この大きすぎる葉っぱも剪定したいなぁ…

 

 

 

スパニッシュモス

正式名称はウスネオイデスというらしい。

娘が発表会でいただいた花束に入っていたほんの少しのスパニッシュモス。

エアプランツなので、このまま置いておいたら成長するんだろうか?と友だちに尋ねてみたら、「ぶら下げといたら成長するよ~」とのこと。

 

調べてみたら、この時期は外につり下げておくとよい。とのことなのでベランダの月桂樹にかけてみた。

 

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夜に活動するので夕方水をかけてやるといいらしい。

↓みたいになるまで頑張ってみるよ。

チランジア・ウスネオイデス | プロトリーフの観葉植物ブログ

顎間固定 4 (2週間後)

この2週間、食事以外に辛かったこと。それは、歯磨きができないこと。口が開かないと歯ブラシが口の中に入らないのだ。これも骨折しなかったら気づかなかったこと。も~なんとも気持ちが悪い。

 

市民病院でもらった「顎間固定中の方へ」というパンフレットには歯磨きができないので、歯の裏側は舌でよくマッサージしてください。と書いてある。つまり舌でなめとけって事。なめたところで不快感は変わらない。お水やお茶をまめに飲んだり、表面の歯磨き後にマウスウォッシュで口をゆすいだり…そして、3日に一度ぐらいかかりつけ医に行き、クリーニングしてもらう。

 

かかりつけ医によると、私の歯は虫歯に強いらしく、歯が弱い人だとあっという間にこの間で虫歯になるらしい。しかし、この太い針金が歯肉に食い込んでいるので、その部分が歯周病になりかけていると言われる。そして、前歯もしっかり固定されていないので(前回の図の赤い線で書いた太い針金が本来もっとしっかり歯と密着しているものらしい)ぐらついているし、歯も死にかけている。と…かかりつけ医は、普段あまりマイナスのことは言わず、「大丈夫。良くなるからね」といつも励ましてくれているので、ほんとは悪いんじゃないか?と少し凹む。

 

この時の大きい病院での診察では、固定のゴムの場所や本数は変わらなかったが、その後回った(大病院診察の日はその後かかりつけ医に行くのがセット)かかりつけ医がかみ合わせの場所が悪いと、ゴムを一本増やし、少し場所が変わった。そして、大病院の先生が週末にかかりつけ医のところに出張するので、かかりつけに来るように。固定もその時はずそうかな…とぼそり。

 

この窮屈な固定から解放されるのか?!と淡い期待を抱きつつも、この1週間が精神的に辛かった。口の開く幅は小指一本分から二本分弱ぐらいまでにはなっていたが、食事は相変わらず。食べたいのに食べられないストレスで食べ物の写真を見るのも嫌なほど。これが抑鬱状態って言うんだな。と妙に納得。

 

開口訓練も始まった。指を二本交差させて口をこじ開ける感じ。この時も、先生がお手本をやって見せてくれて、軽く「一日に何度かやっといて」おっしゃるので私もまたもや「私って軽傷だったのね♪」と調子に乗っていた。が、そうは問屋が卸さなかった…開口訓練の話はまた今度。

 

そして、週末がやってきて仕事帰りに少しわくわくしながらかかりつけ医に行く。さっそく「じゃあ、これ外しますね。」あ、やっぱり♪と喜んだのもつかの間、そこからは、手伝っていたかかりつけ医や歯科衛生士さん達どん引きするほどのスプラッター映画ばりの光景が繰り広げられたらしい。(自分は客観的に見られないのでよくわからないが)

 

まないたの鯉状態の私としては、麻酔なしで!!!あの太い針金をニッパーで切り離され、歯肉に食い込んでいる針金もぐいぐい引き抜かれ、もう血だらけだし痛いし、普段痛みに強い私も耐えきれず涙が流れるし、手も震える。処置後にかかりつけ医が慌てて痛み止めを出してくれたので速攻飲み込む。土曜日だったので、オットが車で迎えに来てくれていたのでよかったが、処置後はすっかり脱力状態で、帰宅後は抜け殻のように寝て過ごした。

 

その日の夜まで、処置の衝撃の方が大きくて忘れていたが、こうして顎間固定からはめでたく解放されていたのであった。

 

 

顎間固定 3 (1週間後)

さらにゴムが減って、柔らかいものなら食べても良い。との許可が出る。

f:id:chi-chi57:20150723103146j:plain相変わらず下手な絵ですみません

 
喜び勇んで、病院を出たその足でスタバに入りパウンドケーキ(口の中で崩しやすいと思った)とコーヒーを注文した。
 
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ところが!口が開かないのである。ゴムが減っているのにもかかわらず、減らしてもらう前とほとんど変わらない。結局パウンドケーキをボロボロに破壊して口に運ぶしかなかった。
 
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その後、かかりつけ医に行き、話したところ、食事のときにはゴムを外して食べるのだとわかった。ゴムがかけられている場所を覚えて、食事の前後につけ外しする。
 
でも、ゴムを外したところで、開口幅は変わらない。(このときの開口幅、小指の先ほど)なので、この週も食事は前週とほぼ変わらず。お粥が少し大粒でも平気になったぐらい。
 
顎間固定後、開口訓練をする。と聞いていたが、このときは大きい病院でも何も指示がなかった。転院前の先生はしきりに「開口訓練早くしないと!」と言っていたので、やらなくていいのか~ラッキー♪私って軽傷?などとと浮かれていた。が、とんだ勘違いとわかるのは2週間後…
 
あ、このとき、顎の外傷の抜糸もしてもらった。日焼けしないようにUV対策を万全にすること。テープを貼ること。と指示された。
このテープがくせ者。手術痕を綺麗に治すためによく使われているようだが、看護師さんに「どこにでも売ってます。」といわれたのを真に受け、近所のドラッグストアを数軒巡ってみたが見つからず結局アマゾンで購入。

 

 

 このテープ、濃い色をしているが、とてもなじみがよく、肌に貼ると目立たない。手術痕のケロイド化を防ぐ効果もあるようだが、今のところその効果はよくわからない。しかし、絆創膏やガーゼなどでは水が滲みたりするとすぐによれてしまったりするが、水にも強く、まめに張り替える必要がないので、顎以外の怪我したところにもしばらく貼っていた。

 

ちなみにこのテープ、とても重宝しているが、粘着力がとても強く、肌が弱い人はすぐにかぶれるらしい。私はテープを貼る前に化粧用のオイルを少し塗ってから貼っている。接着までにやや時間がかかるが、オイルが浸透してくるとぴったりと張り付く。私はよく貼り薬に負けて貼り薬が使えないのだが、約1ヶ月使い続けている今のところかぶれていない。

 
(後日、病院の売店で売っていることが判明。おばちゃんに申し出ないと出してもらえない裏メニューのような商品だった。病院で買えば約半額であったことも記しておこう。)
 
 

閑話休題

夕方、下の娘が突然リビングの窓の桟をスパイダーマンよろしく渡り始めた。桟のすぐ横にはウンベラータを置いている。

行ったり来たり行ったり来たり…とても小3のやることとは思えない。妄想癖のある娘なので、無言ではあったが何かになりきっていたのだろう。

「ウンベラータ倒すからやめなさい」と言おうとした途端!ふわ〜〜っとウンベラータ倒れる‼︎

前日に水やりしたばかり。しかも、ずぼらして牛乳パックで水やりしたところ。

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受け皿に水が残っていたらしい。途端にあたりに腐臭が漂う…この臭いたまらん!(あまりの臭いに土の中にも溜まっているとみて、ベランダに出されて養生中のウンベラータ。大きくなった。)

娘もおかしいが、ずぼらした私も悪い。片付けに小一時間。夕飯前の忙しい時に。

教訓:牛乳パックはよく洗え。てか、水やりはジョウロでやれ。

顎間固定 2

翌日、転院先で変更された顎間固定。

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少し口を開けられるようになった(1cmぐらい)ので、食事も完全液体から流動食へ。

 

全粥に鮭フレークを混ぜてみたり、とろろを混ぜてみたり。

子どもにろくな離乳食を作らなかったずぼら母なので、面倒極まりない。

でも、自分のことだし、これを食べなければ、本当に倒れてしまうので(仕事中にふらつくこと一度や二度ではない)頑張って作り、頑張って食べる。というか吸い込む。

 

この固定の間、忙しい朝はバナナヨーグルトスムージーに各種ゼリー食(ウィダーカロリーメイトなど)。昼も職場でゼリー。おやつにプリンなどを食べてエネルギー補給。夕飯だけ時間が取れるのでお粥+α

 

お粥といっても、普通に家族に炊いたご飯に味付きのだしを分解して振りかけ、お湯をかけてレンジでチン。そしてバーミックスでつぶす。(ミキサー食というらしい)

どれも同じようにすりつぶされていても、味が違う物が何種類かあると満足度が違う。介護する日が来たら役立つだろうか。などと思いながら、肉じゃが、コロッケ、煮魚などをミキサーにかけたり、ほぐしたり、豆腐、ごま豆腐、卵豆腐をつぶして飲む。

 

気に入っていたのはマグロのたたき+トロロ丼。栄養も取れるし、何より食べやすい。この頃はお粥の上にマグロとトロロをのせていたが、ご飯が食べられるようになっても続けていた。

 

マグロのたたきにネギを入れてもいいのだけど、ネギが装置に引っかかって食べにくい。マグロの代わりに明太子の時も。子どもたちが横でいつもうらやましがっていた。

 

栄養ドリンクもいろいろある。シリアル好きな私は、こんな物を見つけて大喜びしたが、飲んでみたらただの豆乳。シリアル感はないけど、お腹はふくれた。

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こちらは、高齢者向け栄養補助食品。あまり買わなかったけど、いろんな味があって飽きないかも。

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(逆光ですみません。)

 

考えてみたら、介護用のレトルト食品にいろいろな食べ物があるのだけど、手を出す気になれなかった。しかし、とにかく栄養とエネルギー源を撮らなければいけないので、食品の成分表を見てカロリーの高い物を選んで買っていた。こんなこと一生のうち二度とないだろう。

顎間固定  1

市民病院で最初に若い先生が説明してくれたとき、「上下の歯に針金をつけてゴムで固定します。」といわれ内心「なんだ、矯正と一緒か。」とほっとした。(その後怒濤の手術騒動だったわけだが。)

 

それが、いわゆる顎間固定というやつで、顎の手術をすると顎関節症などの場合もされるらしい。

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市民病院の固定はこんな感じ。しっかりゴムで閉じられている。口を開けようにも開けられない状態。この状態で物を食べろというのが無理。

で、病院から支給されたのが「エンシュア・リキッド」

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とりあえず、1日分。ということで3本「コーヒー味」「バナナ味」「黒糖味」

 

始めに説明してくれた若い先生「う~ん、どろっとした濃い飲み物なんですけど。食べられないのでそれで栄養とってもらいます。」こう言われて美味しそう♪と思う人はいないだろう。手術押しの先生がこれを出すときに「あんまり美味しそうじゃないから…」と断ろうとしたら「誰がそんなこと言ったの?」とムッとしたので断り切れず。

 

 まず飲んでみたのは「コーヒー味」。これはいかにもまずい豆乳にコーヒーの香りをつけました。感たっぷりで薬を飲む感じで飲み干す。翌日飲んだ「黒糖味」こちらは結構美味しかった。というか、黒糖の味が濃いので豆乳臭が気にならない。「バナナ」も同じく。二度とこんな物のお世話になりたいとは思わないが、私のオススメは黒糖味。

 

一気に飲み干す。とはいうものの、はじめは何も考えずにふつーに口をつけて飲もうとした。が、飲めないじゃないの!みんな、飲み物を飲むとき、唇だけが開いてるんじゃなくて、歯も上下に開いてるんだよ!ストローを持ってきて飲もうにも、普通に口先で飲むことができない。ストローを歯に沿わせて口の奥まで突っ込み、一番奥の歯のかみ合わせの隙間から吸い込む。

 

口が開かないと薬も飲めない。びっくりである。もらった粉薬(抗生物質と痛み止め)も溶かして飲む。翌日転院先で出してくれた痛み止めは初めから水薬。そんな細かい心遣いが身にしみた。