我が家のバラ -3-
次女誕生記念にバラをいただいてから数年。
子育てに必死だった記憶はないが、やはりバラに目を向ける余裕はなかったらしく、新しいバラを迎えることはなかった。
長女が小学校に入学した年、憧れていたピエール・ド・ロンサールをとある植木市で新苗をとても安く売っていたので即購入。
その頃は、つるばらがどれぐらい成長するものかなど想像もつかず、大きくなったらベランダの壁に沿わせて横に這わせようか?オベリスクに絡めようか?など雑誌などに載っている写真をみては妄想を膨らませていた。
なかなかトレリスやオベリスクに這わせるほど伸びなかった茎が、昨夏急にやる気を出したかのごとくシュートを伸ばし、ベランダから外へ1メートル近く飛び出し、とうとうトレリスかオベリスクに決める時が来たことを知る。
誘引前 2012年1月
冷静に考えると、我が家はベランダで育てているので、壁に沿わせた場合、葉や花が物干しに触れてしまうと気づき、オベリスクに絡ませることにした。しかし、いざオベリスクを買うとなると、どれぐらいの高さのオベリスクを購入したらよいのかわからなかったので、お店のお薦めにしたがって高さ153cmの物を購入。想像以上に大きなオベリスクにおののきつつ植木鉢に差し込み、必死で誘引。バランスよく左右に振り分けながら巻いたつもりだったが、出来上がったらピサの斜塔のごとく傾いてしまい、何度矯正しようと試みても元に戻ってしまうので諦めた。
誘引後。わかりにくいけどオベリスクの1/3ぐらいまでしかない。
そして、待ちわびた春。オベリスクに絡んだピエールがついに開花!
昨年まではぽつぽつとしか咲かなかった花が、今年はずいぶん咲いてくれた。ただし、先だけ…なぜ?剪定の仕方が悪かった?木が小さいから?私の予定イメージでは花のタワーができるはずだったのに…
そして、夏。
今年4月からNHK趣味の園芸ではじまった月に一回のローズレッスンで、つるばらの夏の手入れで「カツラ取り」という手入れを知った私は、それほど切るところないけど…と思いつつ伸びた枝を少しカット。
すると、なんということでしょ~シュートがどんどん出て、こんなに大きくなりました!
オベリスクが見えないよ~
この冬の鉢替え、誘引におののく今日この頃…