ゴールデンウイーク2014

始まりはSPring-8

3月から長女の塾のスケジュールが変わり、日曜日も塾に通うようになり、日曜日に家族揃ってでかけることがすくなくなった。
以前だって、特別遠くへ出かけていたわけではない。ゆっくり起きて午前中は洗濯などして、子どもたちは好きに過ごし、昼近くになって食べるものがない(作りたくない)と近隣の大型ショッピングセンターへ買い物に行くぐらい。
しかし、ここへ来て次女の不満が爆発!(当然長女も不満に思っているだろうが)
「日曜日の塾反対!」とあからさまに猛抗議するので、この連休は腰を据えて遊ぶことにした。
 
まずは、出勤の準備中にちらりと見た情報番組で知った理化学研究所の一般公開を見に播磨まで。
友人が科学者の旦那さんを送迎のために遠くまで行っている。とその存在は知っていたが、実際何をするところかは知らず興味津々。
 

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こんなところだった。
SPring-8とは温泉でも年中春めいているところでもなく、Super Photon ring 8 Gevの略らしい。簡単に言えば、放射光を使った特大にしてマクロの世界まで分析できる顕微鏡か。
興味がある方はこちらへ。とてもわかりやすい説明
 
我が家から渋滞がなければ1時間半から2時間弱でいけるはず。しかし、途中に渋滞の名所があるので早めに出発したのだが、駐車場(無料)に到着して見えたものは、シャトルバス(無料)乗り場に並ぶ人人人…
「こんなマイナー施設、きっとがらがらに違いない。」と高をくくっててごめんなさい。
開場前だったから並んでいた。ということもあるが、それにしてもたくさんの人が来場していた。(例の件で理研が注目されたからかもしれない。)
 
小学4年生から参加できるツアーもあったのだが、次女が参加年齢に満たないので勝手に回る。といっても、順路が設定されていて、たくさんの人が来ても見やすいように1カ所に同じ説明ポスターが何枚も貼ってあり、それぞれ説明係の方もいて私の頓珍漢な質問にも丁寧に優しく説明してくださった。
 
ビーム発射口から先端までが見られるようになっているが、相当な距離。普段研究者の方々は構内を自転車で移動されているそうだ。
 

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途中、子どもたちが光りで物を見る仕組みを体験できるコーナー(写っているのは星の砂)

 

あっという間に2時間ほど経ち、外の芝生広場で臨時に出ていたお弁当屋さんでお弁当を買って食べる。

そして、また戻って中を見学してから隣のSACLAへ。

 

SPring-8は効率よくビームを使うために円形をしている(私が一番知りたかったこと)のだが、SACLAは真っ直ぐ一直線にビームラインが伸びている。SACLAとSPring-8の違いは…難しいことはよくわからないが、SACLAの方がパワフルでピコの世界も見えるらしい。

SACLAは新しくてきれい。そして何よりも驚いたのは、オリジナルアニメ、アプリ、ゲームなどが並んでいたことだ。

未来光子 播磨サクラ  http://xfel.riken.jp/pr/sacla/?cat=3

通な友達に聞いてみたところ、アニメは有名なプロがかかわって作られているのだそうだ。

子どもたちは、オリジナルゲーム(こちらは職員の方の手作り)で遊べるからか、景品がもらえるからかこちらの施設の方が楽しかったらしい。

 

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アプリは目覚ましアプリ。
眠っている間はiPhoneを使っていないので、その間SACLAの解析にパソコン機能を貸してあげる。ということらしい。
研究に参加してる気分が味わえる?
 
他にも科学実験コーナーなど子どもたちが興味引きそうな場所があったが、渋滞回避のため早々に帰宅。
 
青空の下ではないが、よく歩いた1日だった。