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セカンドオピニオン

下顎骨骨折

家に帰ると、かかりつけ医である友達が心配して電話してくれた。

友達は、内情を知っているだけに、市民病院の先生がいろいろ私の事情を考慮してくれているところは評価しつつも、提携の口腔外科を受診することを勧めてくれたので翌日提携の病院へ行ってみることにした。

 

私が住んでいる町から隣の市の端っこにあるその病院まで約1時間。ついてみると少しくたびれた感はあるが結構大きな病院で、入り口辺りは人で溢れかえっている。しかし、通された口腔外科の前に待つ人は誰もなく、すぐに診察室に呼ばれた。

 

事情はかかりつけ医から説明されているので、「もういちどCT撮ってきて。」とまた検査。あ~また待たされるのか…と思っていたら、意外とすぐに呼ばれ、あっという間に診察室に逆戻り。そして、先生の診断は…

 

「こんなもん手術する必要ない。プレートなんて入れたらかえって術後にトラブル抱える人の方が多い。だいたい、おとがい骨など、プレートを入れるとしても下まで完全に折れてないから、プレートをつけるために割らなきゃいけない。そんなの体にとってよくない。関節突起の手術も外からやれば、必ず神経を触るから麻痺なんかが残る。入院するデメリットは体だけじゃなく、家族の精神的にも経済的にもある。」ときっぱり。

 

オットもオットなりに、いろいろリサーチしていたらしく、こちらの先生の方が、経験も豊富そうだし、こちらでお世話になればいいんじゃないか。と言うので、「こちらでお世話になります。」とお願いして、処置してもらう。

 

すると、前日の先生とはやり方がずいぶん違ったらしく「こんなにがちがちにしなくてもいい」とゴムをバチバチ切って半分ぐらいにしてくれて、口も少し開けられるようにしてくれた。

 

こちらの先生は、完全分業制。先生は、治療はしてくれるけれど、歯のクリーニングなどはかかりつけ医でやってもらって。ということで、その足でかかりつけ医へ。診療所につくと、心配してくださったスタッフ総出で診てくれる。(ありがたいことです。)この日はとりあえず、報告だけで帰宅。

 

この時点で半日ほとんど食べていないので(食べ物の話はまた後ほど)休憩して、一息入れてから市民病院にキャンセルの電話。

 

「今日の予約と手術をキャンセルしてください」というと、電話口の受付の人は事務的に「わかりました」と了解してくれたので、やれやれ…と思っていたら、数分後受付の人から「先生がお話ししたいとおっしゃってるので」と戸惑い気味な声でコールバック。先生に代わって事情を説明すると「僕だって手術しなくてもできるって言いましたよね。転院することによって何かあっても責任は取れませんよ。どこの病院に代わるんですか?担当の先生の名前は?」「今日来たら伝えようと思ってたんだけど、もう一カ所折れてたんだよ。」(!)等々…やりとりの後、最終的には納得してくれた。(多分。というか転院先の先生が「僕の名前出してくれていいから。僕の名前を知らないやつはいないだろう」と言っていて「ひぇ~そんな大先生!?」と思っていたんだけど、本当だったようだ。)

 

セカンドオピニオンをもらうのは初めてだったけど、これほど方針が違うとは。患者は自分で治療を選べるんだ。ということを身を以て知ったのであった。