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顎間固定 4 (2週間後)

この2週間、食事以外に辛かったこと。それは、歯磨きができないこと。口が開かないと歯ブラシが口の中に入らないのだ。これも骨折しなかったら気づかなかったこと。も~なんとも気持ちが悪い。

 

市民病院でもらった「顎間固定中の方へ」というパンフレットには歯磨きができないので、歯の裏側は舌でよくマッサージしてください。と書いてある。つまり舌でなめとけって事。なめたところで不快感は変わらない。お水やお茶をまめに飲んだり、表面の歯磨き後にマウスウォッシュで口をゆすいだり…そして、3日に一度ぐらいかかりつけ医に行き、クリーニングしてもらう。

 

かかりつけ医によると、私の歯は虫歯に強いらしく、歯が弱い人だとあっという間にこの間で虫歯になるらしい。しかし、この太い針金が歯肉に食い込んでいるので、その部分が歯周病になりかけていると言われる。そして、前歯もしっかり固定されていないので(前回の図の赤い線で書いた太い針金が本来もっとしっかり歯と密着しているものらしい)ぐらついているし、歯も死にかけている。と…かかりつけ医は、普段あまりマイナスのことは言わず、「大丈夫。良くなるからね」といつも励ましてくれているので、ほんとは悪いんじゃないか?と少し凹む。

 

この時の大きい病院での診察では、固定のゴムの場所や本数は変わらなかったが、その後回った(大病院診察の日はその後かかりつけ医に行くのがセット)かかりつけ医がかみ合わせの場所が悪いと、ゴムを一本増やし、少し場所が変わった。そして、大病院の先生が週末にかかりつけ医のところに出張するので、かかりつけに来るように。固定もその時はずそうかな…とぼそり。

 

この窮屈な固定から解放されるのか?!と淡い期待を抱きつつも、この1週間が精神的に辛かった。口の開く幅は小指一本分から二本分弱ぐらいまでにはなっていたが、食事は相変わらず。食べたいのに食べられないストレスで食べ物の写真を見るのも嫌なほど。これが抑鬱状態って言うんだな。と妙に納得。

 

開口訓練も始まった。指を二本交差させて口をこじ開ける感じ。この時も、先生がお手本をやって見せてくれて、軽く「一日に何度かやっといて」おっしゃるので私もまたもや「私って軽傷だったのね♪」と調子に乗っていた。が、そうは問屋が卸さなかった…開口訓練の話はまた今度。

 

そして、週末がやってきて仕事帰りに少しわくわくしながらかかりつけ医に行く。さっそく「じゃあ、これ外しますね。」あ、やっぱり♪と喜んだのもつかの間、そこからは、手伝っていたかかりつけ医や歯科衛生士さん達どん引きするほどのスプラッター映画ばりの光景が繰り広げられたらしい。(自分は客観的に見られないのでよくわからないが)

 

まないたの鯉状態の私としては、麻酔なしで!!!あの太い針金をニッパーで切り離され、歯肉に食い込んでいる針金もぐいぐい引き抜かれ、もう血だらけだし痛いし、普段痛みに強い私も耐えきれず涙が流れるし、手も震える。処置後にかかりつけ医が慌てて痛み止めを出してくれたので速攻飲み込む。土曜日だったので、オットが車で迎えに来てくれていたのでよかったが、処置後はすっかり脱力状態で、帰宅後は抜け殻のように寝て過ごした。

 

その日の夜まで、処置の衝撃の方が大きくて忘れていたが、こうして顎間固定からはめでたく解放されていたのであった。